このエントリーをはてなブックマークに追加

プラスチックペグ(プラペグ)

プラスチックペグのメリット(長所)

安い。 軽い。 砂地、湿った地面でも固定力がある。

プラスチックペグのデメリット(短所)

よく折れる。 砂利や固い地面に弱い。

プラスチックペグの特徴

プラスチックもしくはABS樹脂でできたペグを指す。

一般的には断面がT字型で土や砂との接触面が増えるため、摩擦が増えて抜けにくくなる。(付着強度が高い。)価格もとても安価である。タープやテントの付属品のイメージが強いが、砂地では最も効果的なペグのひとつである。サンドペグの代替品として十分な固定力があり、砂地ではピンペグや高価な鍛造ペグよりも役に立つ。また、泥など少し滑りやすい地面や崩れやすい地面でもプラペグが無難な選択である。

プラスチックペグの弱点は応力に弱いことである。石ころやジャリのサイトでは簡単に折れてしまう点には注意が必要である。プラスチックペグが曲がるような砂利まじりのサイトなどでは鍛造ペグやYペグを使用するべきである。

テントなどを購入した場合は20cm前後のものが付属していることが多いが、20cm、30cm、40cmぐらいのものが市販されている。20cmはあまりに貧弱なので、早目に30cm以上のものに交換して、付属品のペグは予備に取っておけばよい。プラスチックペグをメインにしている場合は、予備を常に数本持っておくべきである。砂地や強風下でX字型にペグを打って補強することもできる。ペグをX字型に打ちこみ、ここにガイロープなどを引っ掛けることでペグ一本よりも強力な張力を得ることができる。 テントやタープの最低必要本数に対して、半分程度の予備を持っておいても損はしない。余っても使い道はあるので、まとめ買いをしておこう。

プラスチックペグはプラスチックハンマーを使うべきである。硬いものと柔らかいものをぶつけるとやはり柔らかいものが負けてしまう。重たいスチール製のハンマーでプラスチックペグを打つとペグヘッドが壊れたり、ペグ自体が曲がったりしてすぐに破損してしまう。




記事一覧へ